まずは元栓を止める!ここからパッキン交換をスタート!
水道の蛇口からの水漏れの対処として最も有効である可能性が高いのが、パッキン交換です。パッキンのゴムの伸縮性の劣化やパッキンの形状が変異したりすることで、水をピタリとストップすることができなくなり、水漏れが起こるからです。
さあそれではパッキン交換をしましょう・・・ということになるわけですが、いきなりねじを緩めて蛇口を取り外してハンドルも外して・・・とやってしまうと、たいへんなことになりますよ。
パッキンというのは、水道管から入ってきた水が、今まさに水道水に変わるその境界に位置しています。つまり、水道の元栓を開いている状態でも水があふれてこない(つまり、水道として正しく機能する)のは、パッキンが正常なストッパーの役割を担っているからです。
そのパッキンを一旦は取り外し、新しいものに交換するわけですから、そのまま交換してしまったら、水道周辺はもう水浸しになってしまうでしょう。これはもうちょっとした惨事です。その惨事を避けるために重要なことは、パッキン交換の前にはまず、水道の元栓をしめることです。
パッキン交換をはじめる直前のあらゆる準備の前に、まず水道の元栓をしめることを忘れないようにしましょう。
パッキン交換のために必要なものは?
水道の元栓をしっかりとしめたら、さあいよいよパッキン交換ということになるわけですが、この段階で、必要な道具がすべてそろっていないと何もはじまりません。手順から言えば、水道の元栓をしめるのは、パッキン交換の直前でOK(忘れるのは絶対NG!)ですが、準備だけはあらかじめしておく必要があります。
パッキン交換を実施するわけですから、新しいパッキンがなければ話になりません。まずはホームセンターなどで新しいパッキンを購入して準備しておきましょう。そしてパッキンを交換するためには、水道を分解する必要がありますので、そのための道具の準備も必要になります。
水道をバラすのは、原則として上から行います。つまり、ハンドルから外していきます。ハンドルの真ん中あたりに、ハンドルを固定するねじ(青いボタン状のねじ)がありますので、これを緩めることで、ハンドルは外れます。そのねじを緩めるためのプライヤー(ペンチのようなねじまわし工具)が必要になります。
プライヤーがなければモンキーという工具でもねじを緩めることができます。なければ、ホームセンターでパッキンを購入する際に一緒に購入しておくと、何かと便利です。そしてハンドルの下のナットを外せば(プライヤーやモンキーで外れます)、すぐにパッキン交換できますよ。